彼と性交渉をしたときに、オーガズムを感じないからといって、それが彼に対する愛情が薄いということにはならないということである。人を愛することは、性交渉でオーガズムを感じることで完結するものではない。ましてや、性交渉の回数が少なかったり、なかなか求めに応じてくれないからといって、愛情の度合いが薄いとはいえないはずである。ただし、愛のない性交渉ではオーガズムを感じないことも確かだ。また、注意したいのは、肉体関係を持つと、おうおうにして馴れあいになりがちで、相手のすべてを知ったと錯覚しやすいことだ。また、肉体関係を持ったことで、婚約のスタンプを押したと思い、もうその相手と結婚しなければならないと思い込むこともある。しかし、そうした思い込みが、本来自由である結婚を不自由なものにするし、相手の心を真面目に理解しようとする心の働きをおろそかにする恐れがある。これが危険なのだ。