慶応の附属高校にも、当然、大学推薦の基準に届かない成績不振者は出ます。その場合は留年が許され、一年後のチャレンジを狙えるのも慶応の特色です。早稲田大学系の推薦漏れはおおむね卒業して、一般入試を目指すことを余儀なくされるのが通常です。だいたい、浪人して他大学も受験しますが、早稲田大学に合格する生徒は少ないようです。したがって早稲田実業や高等学院の生徒も、希望の学部の推薦をとるためによく勉強します。明治でも立教でも、中央や日大系も同じで、たとえ、中問に位置していたとしても油断はできません。附属の高校生はほとんど能力差がない同じレベルの集団です。八割が推薦されるからとのんきに構えていると、タンゴ状態で競っていますから、あっという間に安全圏を外れてしまいます。大学までエスカレーターだから、などとくれぐれも安易に考えてはなりません。