建物が古くなると、家賃も必ず下げなければいけないというのは説について、そんなことはありません。家賃は建物が古くなっても「利用価値」で決まります。バブル期は不動産の場所だけで価値が決まるような時代でしたが、最近の不動産はむしろ、土地や建物の「利用価値」がどれだけあるかで決まる時代になってきました。同様に家賃も、場所だけでなく利用価値で決まるので、建物が古くなったからといっていちがいに家賃を下げなければいけないなどということはありません。たしかに、一般的には建物が古くなり陳腐化してくれば、家賃は下がるといわれています。しかし、それは建物が陳腐化して人気がなくなり、利用価値そのものがさがるからです。最近の傾向をみると、都内の中古ワンルームマンションは、学生やサラリーマンの住居以外にも、使い勝手や利便性のよさから法人社宅、設計・デザイン事務所・会計事務所などの事務所としての需要が急増しています。また、古い建物に住みたがる若い人たちも増えています。さらに、都心の人気地区は「地価上昇」「建築価格上昇」「ワンルームマンション開発規制」によって、新規物件の供給が期待できない状況です。ということは、東京都内の人気地区の中古ワンルームマンションは、今後ますます希少価値となり、利用価値が高まるはずです。建物が古くなることを気にするよりも、より多くの付加価値、利用価値を生み出す物件を早く手にすることが大切だと思います。